<懸賞作文>★評価基準とは⁉★LIVEダイジェストをお届け [第1回ぐるっとママ懸賞作文 ニュース] | 第1回ぐるっとママ懸賞作文

「私の出産」~母から子へ伝えたい言葉~

第1回ぐるっとママ懸賞作文

2022.06.29

<懸賞作文>★評価基準とは⁉★LIVEダイジェストをお届け [第1回ぐるっとママ懸賞作文 ニュース]


こんにちは!ぐるっとママ懸賞作文運営事務局です。

2022年6月25日(土)の22:00から、懸賞作文について、インスタでライブを開催しました!

題して、
「ぐるっとママ懸賞作文募集ってなに?
評価者の属性・評価ポイントを考察する!」

インタビュアーの松坂さんが、ぐるっとママを立ち上げた山本社長へ懸賞作文の評価方法についてググーっと深く質問するライブとなりました。

応募する方にはたくさんのヒントのつまった、有意義なライブになったのではないかと思います。

 
松坂:今回の懸賞作文、金賞は賞金30万円!となっている大型企画になっておりますが、そもそも「懸賞作文」とはどんなものなのでしょうか?

山本:はい、妊娠・出産を経験した方なら誰でも応募できる、というものになります。

LINEを登録いただき、そのLINEからアクセスできるGoogleフォームから応募いただきます。

作文用紙を送られても困りますのでそのあたりはご理解の上、応募いただければと思います。

 

松坂:みなさんが、どんな基準で評価されるのか、気になるところだと思うのですが、評価基準についてはオープンにしない、というお話ではありますが、それではじゃあ一体評価する人はどんな人なのか、というところをきいてみたいと思います。

こういう人が評価するのだったら、こういう観点で書いてみよう、かな、と書き方の工夫などを私からきいていきたいなと思います。

まず、どんな思いでこのプロジェクトを立ち上げたのでしょうか?

山本:この企画は、まず、命の大切さをどのようにしたら伝えられるか、子どもに伝えられるか、というところから逆算して考えました。

このところ、自分の命を簡単に絶ってしまったり、あるいは人の命を簡単に殺めてしまったり、といった事件がありました。

本当は幸せなはずなのに、本当は子どもが健全な環境で育つはずなのに、どこかなぜか違う、どうしてなんだろうとたくさん考えました。

その時に、ママって案外自分の出産を子どもに伝えてなかったのではないか、と思ったのです。

そこで、作文として残して、いつでも子どもに読めるようにしておこう、というのが今回のプロジェクトの始まりです。

 

松坂:私自身のことを考えると、私自身は、すごく雨が降っている日だった、ということはきいているのですが、じゃあ陣痛はどんなだったか、出産直後はどうだったのか、そういうことってきいていないので、それが作文で残っているということは、お子さんにとってとってもいいことですよね。

山本:そうですね。そして今回は、出産だけではなくて、ご主人やパートナーと出会って、いろんな思いで妊娠して、十月十日(とつきとおか)おなかに宿すという妊娠を経験した方も対象です。

その後子育てに奔走してやっと3歳くらいでママは落ち着いてくると思うのです。その長いスパンのことをできれば思い出して書いていただきたいと思っています。



松坂:今回は、妊娠から出産された方ということで、妊娠中の方も対象ときいております。また、この世に授かることのできなかった方に関しても対象ときいております。

妊娠・出産経験者ということで女性に限る、ということになりますので、申請者は女性のみ、になって、年齢は問わない、ということになります。

山本:はい、昨日、90歳のおばあちゃんも書きたい、と言っていただいたのです。ですのでおばあちゃんでも誰でも書いていただきたいと思います。




松坂:では、本日のインタビューの核心にせまっていきたいと思うのですが、今回、審査をする方はどのような方なのでしょうか?

山本:はい、審査委員長は、衆議院議員の野田聖子さんです。

一次審査に携わる審査員は、全国にある10エリアのぐるっとママを運営している運営会社のオーナーの方達になります。9月には12のエリアになっている予定です。


松坂:どんな方々がオーナーになるのでしょうか?

山本:まず地域でビジネスをがんばって、会社経営をしている方々です。

そして次に明確なのは、日本を良くしたい、ママを良くしたい、というぐるっとママのコンセプトに共感いただいた方達ばかりです。


松坂:なるほど。ポータルサイト運営をお仕事にしているだけではなくて、ご自身の事業というものがあって、それを多角的に展開したい、そしてママ達を支援したいという思いの方達だけなのですね。

山本:はい。みなさんビジネスをしっかりやっている方です。
(各地域のぐるっとママの情報はコチラ)



松坂:一次審査に携わる審査員の方々は、地域に根差した事業を展開している方達なのですね。

では、そういった方々は、何に興味をもっているか、好まれるキーワードや、どういったものがお好きか、ということはありますでしょうか?

山本:難しい質問ですね(笑)。

私たちが一貫して同じ理念なのは、「社会を良くしたい」、「健全な社会を育成してママを助けたい」、「ママを笑顔にしたい」ということです。

今、現在のママたちは、育児に奮闘してがんばって、荒れているかもしれない。でもそんなママでもがんばってるんだよ、子どもを産んだ時はこうだったんだよ、ということを思い出してほしいです。

松坂:どんなに良い育児をしたか、どんなに褒められる育児をしたか、という実績ではなくて、どのように子どもに対して思いを持っていたのか、どのような言葉を子どもにかけたいのか、といった思いのほうが、審査員の方々を射抜ける、といった感じでしょうか。

山本:はい、みなさんビジネスはもちろん、経営者はみなさん社員さんたくさんいますので、社員さんがどう考えているか、どのように良い経営をしたらよいか、ということで心理学なども学んで実践している方々ばかりです。

ぐるっとママのオーナーの方達は、それだけではなくたくさんの学びをしていて、実践もしているので、うわべだけの言葉、飾った言葉ではなくて、裏側にある努力や、こんなこともあって乗り越えたのね、というのがわかるといいと思います。

でも、本当は私は、書いてくれたママたち全員に分けていければいいなと思っています。



松坂:山本社長は選択理論心理士でもありますので、そのまわりの方々は同じ選択理論を学ばれている方も多いときいております。

ですので、選択理論的な観点で評価する、ということはありませんが、選択理論心理学の中で学ぶ脳の仕組みはどうか、という観点で作文を見る、ということはあるのかなと思います。

山本:そう難しく考えなくていいと思います。

ただ、子どもを思いながらクッキーを焼いている、その思いを10年後、20年後に渡す、とかその思いを渡す、という単純なことと捉えていただきたいなと思います。

例えば、子どもが結婚するとなった時、結婚式の前に渡す、などそういう使い方もあるなと思います。

私はそういったことはされませんでしたが、されたらとっても嬉しいだろうな、と思うのです。

また、私は自分史というものを作ったことがあるのですが、それをやって何が得られたか、というと、自分はこうやってがんばってきたんだ、という確信を得ることができたのです。

ですから、作文を書くことで得られることってあると思うのです。作文を書かないと出てこないと思います。



松坂:いま、育児に不安がある方とか、あまり自信を持って育児をできていない方や、不満があるような方、そういった方が作文を書く場合のアドバイスはありますでしょうか?

山本:そんな素敵な文は書けないわ、って思っていると思いますが、その子が10年後、どのように育ってほしいか、ということを考えて書いていただけると良いと思います。

どうなってほしいか、ということです。いい大学へ行って、いい企業に就職して、ということではないです。

また、分娩台で子どもが産まれてきたときの感動ってあると思うのでそういったことでも良いと思います。

私は先ほど話しました「自分史」を書いた時、こんなことがあったな、こんなことを考えたな、と良いことも悪いこともすべて思い出しました。

すると、自分がすごく愛おしくなりました。



松坂:ポジティブなことが書けない、と思ってもまずは、書いてみる、ということですね。

山本:書くことで完了することってあると思うのです。辛いことが書くことで完了できるっていうことが。

そしてその後は楽しいことを思い出して、楽しくなってほしい。ママが笑顔であってほしいです。

遠い昔に出産した人もぜひ残してほしいと思います。
​​


松坂:ちなみに、山本社長が母として子どもへ伝えたい言葉って何でしょうか?きいちゃってもいいでしょうか?

山本:いいですよ。私は41歳の息子と36歳の娘がいるのですが、実はね、めちゃくちゃ愛しているんです。

よく孫はかわいい、とか言いますが、自分の子供は「愛している」んです

反対に、松坂さんにも同じ質問をしたいです。いかがですか?

松坂:私はめちゃくちゃ愛している、という実感は無いと思っていました。

ただ、最近好きだなと思う気持ちはわくようになってきて。

私は夫が好きすぎて、子どものことを好きってあまり思ったことはなくて。

子どもは夫の子ども、だから育てる、という感じで、夫への愛のほうが強いのです。

子どもはあまりにも大変すぎる生物すぎて、愛しているというよりは、苦労をしている共同体、という感じて、まだまだそれが継続中なのですが、ただ最近少し人格が出てきて、「あ、この子のこと好きだな」ってシンプルに自分が人として相手を好きになるっていうことが少し出てきました。

なので愛してるっていうところまでではないのですが、「好き」とか「好きよ」っていう感じです。

山本:我が家も二人とも手がかかりました。

でも一つだけ気を付けていたのは、私の正しさを押し付けない、ということでした。

今のママ達に言いたいのは、子どもとどういう関係になりたいのか、ということです。多くのママは「友達のように」とか「仲良く」と言います。

ではそのために効果的な行動をしていますか?とききたいです。

ガミガミしていないか、うるさくしていないか、そういうところを見ていただきたいです。ちょっと話はそれましたが。



松坂:やっぱり金賞を取りたい!って思うと思うのですが、自分のエピソードを考える時のアドバイスはありますか?

山本:わかりやすいのは自分の逆境を乗り越えた、ということだと思います。

逆境は小さいことも大きいこともその人しか書けないもので、原稿に向かうと思い出していくと思います。

どうやったら伝わりやすくなると思いますか?

松坂:あまりつめこみすぎないテーマを絞って、ということが良いと思います。

全部盛り込みすぎないで、フォーカスされると良いと思います。

そして金賞は多くの方に読まれる、と思います。

例えば新聞に載る、ということを考えた時に、様々な属性の人が読むと思います。

たくさんの人に読まれる時に肯定的な良い影響力が発揮できるのか、という視点は持っていただいて、社会的な良い影響があるのかということを意識されると良いと思います。

山本:はい、ありがとうございます。

審査委員長は野田聖子さんです。

野田さんについては高齢出産でお子さんが障害を持って生まれた、ということしか知らなかったのですが、たくさんの誹謗中傷が野田さんに対してあったようです。

なぜ、私が野田聖子さんに頼んだかといいますと、ある講演会で語っていたことをきいてからです。

それは、そんなたくさんの誹謗中傷の中、どんなに人に言われようとも、自分の子供が欲しかった、ということでした。

マスコミって野田さんのどうしてこんなことを伝えないんだろう、とも思いました。

日本一、という定義は色々ですが、日本一のお母さんだな、と思いました。

国会で日本の政治を司っている方が、家庭では障害のある子を子育てしている。その野田さんに審査委員長をしていただきたいと思いました。


松坂:そうなんですね。

その野田さんのバックグラウンドを知っていくと共に、野田さんが日本の子育て政策、日本のママ達にどうなってもらいたいのか、そしてその影響力をどんな風に肯定的に社会のために影響を与えていくということを意識することももしかしたら一歩賞に近づくかもしれないですね。

二次審査は野田さんなので、一次審査で選ばれれば野田さんにも作文を読んでもらえるし、子育ての実情を政治家の方に伝えるチャンスでもあるかな、と思いますね。


山本:その通りだと思います。

野田さんが講演会でおっしゃっていて印象的なことがありました。生理もない、出産もしたことも無い人が子育ての政策を進めていくことはできない、と。その通りだと思います。

小学生、中学生くらいから始まり、50歳前後まで続く生理、それだけでもがんばっている。そんな女の人たちを元気にしたいですね。

女性が主体的に生きてほしい。今の困難な状況を乗り越えてほしい。

涙の裏側にはそれ相応の幸せがある、と思ってほしいです。



松坂:この企画は、ママがおなかを痛めて出産したということに対して、賞金をかけ、金銭的価値がある、ということをメッセージした企画と思います。

ママさんたちが子どもを産む、ということは代えがたい価値だ、ということは何となくわかっているけれども、ママさんたちってあまり社会的に注目がされなかったり我慢を強いられたりということがある中で、ママさんたちにとっても希望がある企画だなと思います。

みなさんの出産の体験に本当に価値がある、ということが伝わればいいなと改めて思いました。


山本:おっしゃる通りです。ママには価値があるんですママは存在そのものがとっても重要なんですよ。

どうしても目の前の辛さで、自己概念が下がってしまったり、ああじゃなかったとかこうじゃなかったとか、ブレがちなのですが、違うのです。

健全な子どもを育てたい、というそれだけの思いがあれば絶対乗り越えられます。大丈夫です。

つらいことがあったら、ペンペンって叩いて、笑顔になれば。それは自分が幸せになるために笑顔になれば、それでいいです。


松坂:はい。ありがとうございます!

ここまでおつきあいいただきまして、ありがとうございました。


 
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